個人の作家(商業出版)の場合、作家としての仕事をする上で必要なものは、経費として計上できます。パソコンやタブレット、参考資料代や取材費なども経費として計上し、確定申告を行うことになります。
一方、企業出版の場合は、どのようになるでしょうか。ご案内のとおり、企業出版では数百万から数千万円の費用がかかります。この費用は、経費になるのでしょうか。
印税という売上を見込んで出版するのではなく、本業の売上を上げるためにマーケティングの一環として出版する企業出版では、その費用は「広告宣伝費」として仕分けるのが一般的です。出版社や出版コンサルタントに支払った費用、本の宣伝に広告を使用した費用など、広告宣伝費として計上することになります。
1,000万円を出版費用として支出すれば利益が圧縮されて、その分の税金の支払いが少なくなります。見方を変えれば、「企業出版は節税になる」と言えなくもありませんが、出版には少なくとも3ヶ月~半年はかかりますので、実際には節税対策として使えるものではありません。決算に拘らず、必要なタイミングで行った方が良いでしょう。
なお、社長が個人的な趣味の本を自費出版で出すときには、会社の経費になりませんので、ご注意を。
※上記は一般的な内容です。実際の税務申告にあたっては、貴社の顧問税理士にご相談ください。