企業出版だから、本自体が売れることを主目的とはしないとはいえ、少しは本も売れて欲しいものです。地元紙での広告やYouTubeでの告知などを考えている方もいることでしょう。その際に、非常に重要なポイントがあります。
地元書店に届かない
会社の商圏が地方にある場合、地元紙での新聞広告を考えている方もいることでしょう。全国紙に比べて広告費も安く、地元の人が読んでくれているのでターゲットも明確です。本の紹介とともに社名も載りますので、自社の宣伝としても効果的です(※書籍広告と企業広告の違いは別途)。また、地元で購読者数の多い新聞に広告を出すことを伝えると、書店も「売れる見込みがある」と考えて、普段よりも多く店頭に並べてくれます。
このように地元紙への広告は効果が見込めるため、書籍の発売日に合わせて、新聞広告を打つ企業も少なくありません。しかし、これが大きな失敗を招くことがあります。
出版から本屋に並ぶまでの流れは、こちらの記事にある通りですが、地方になると、発売日に書店に並ばないということがあり得ます。最近は2024年問題で運転手不足による物流の遅れが指摘されています。東京周辺であれば問題ありませんが、遠方では発売日から2~3日遅れることがあります。
せっかく、地元紙に新聞広告をうっても、地元の書店にない!となると、大きな機会損失になります。熱心な読者は、店員に新聞に載っていた本がないか尋ねてくれますが、ほとんどの読者はそうはしないでしょう。
新聞広告を打つ場合は
予算があれば、発売日の前と後に広告を出すことをお勧めします。書店が本を仕入れる手配をするのは、新刊発売の1~3週間前になります。地元紙を読む書店員を想定して、2週間くらい前に発売予告広告を出しておくと、書店員が仕入れを増やしてくれます。また、広告を見た読者が書店に予約を入れてくれることもあります。
また、発売日から数日~1週間後に広告を出せば、間違いなく店頭に在庫していますし、Amazonでも購入することができます。重版が出来れば、その際に広告を打つのも効果的です。
なお、書店ではなく、Amazonを販売の中心とする場合は、別の注意点があります。それは次回に。