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07_出版に関するアレコレ

社員は本を買いません。

社員は本を買いません。

企業出版で経営者が本を出せば、社員は喜んで買ってくれる・・・と思いたいのですが、実は意外と買ってくれません。社員数が1,000人いれば、最低でも1,000冊は売れる筈なのですが、現実にはそうはなりません。超カリスマ経営者で、社員に高い給料を払っているなら、何も言わなくても、社員が自主的に買ってくれるかも知れません。しかし一般的には、社長が本を出しても、放っておくと社員は本を買わないのです。

 

社員が本を買わない理由

社員が数十人であれば、社長が本を出版したことを知らない人はいないでしょう。しかし、社員が数百人を超え、支店も複数あるとなると、末端の社員は社長が本を出したことすら知らないということがありえます。
なぜ、そのようなことが起きるかというと、本を出版することはイレギュラーなことだからです。通常の業務フローに乗ってこないため、誰が社内に周知するのかが曖昧になるのです。

企業出版は本業の売上を増やすことが目的ですから、本来はマーケティング部や営業企画部が社内に伝える役割なのですが、普段はやらない業務なので、社内向けの告知を忘れがちです。であれば、秘書課や経営企画など、社長に近い部署に告知して欲しいところですが、彼らは広告・広報部門がやるのだろうと考えます。では、社長自ら…ということになるのですが、本を出版したことは伝えても、「買ってください」までは言いづらい。そして、結果として本を買う社員がいないということになるのです。

まぁ、社員の言い分としては、本を買うお金がないとか、社長のことを嫌いだとかという理由もあるでしょうけど。

 

本を買ってもらいましょう

出版した本は、社員に配っても良いのですが、それとは別にAmazonや地元書店で買ってもらった方が良いです。配った本は、社員の知人や家族に渡してもらいましょう。1,000人の社員が地元書店で購入してくれれば、書店側も売れ筋の本として認識してくれます。Amazonでも、売れ行きがよければ、「売れ筋ランキング」に登場して更に売れるかも知れません(※ランキング上げの不正行為はダメです)。

この企業出版の担当部署(マーケティング部や営業企画部など)が決まったら、責任を持って社内向けのマーケティングにも力を入れてもらいましょう。どうやったら(強制せずとも)社員が本を買いたくなるのか。企業出版は、社員のロイヤリティを高めるためにも有効ですから、出版する前に考えておくようにしましょう。

決して、会社のAmazonアカウントで、一度に1,000冊とか注文したりしないように。その方法では、ランキングは上がりませんので、ご注意を。

 

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編集部・田中

企業出版・商業出版を手掛ける出版社の編集者。 中小企業が出版することによるメリットの大きさ、 本を使ったマーケティングについて伝えたいと思っています。

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