「出版社」というと、大きな会社をイメージすると思います。KADOKAWA、講談社、小学館や岩波書店などがイメージする出版社に近いでしょう。しかし、出版社はピンキリです。日本国内の出版社数は、約3,000社。新刊出版数トップ(2021年)のKADOKAWAは、年間に4,000点近い新刊を出しますが、年間1,000点を超える出版社は極僅かです。年間に1冊出すか出さないかという出版社も多数あります。

出所:「出版指標年報2022」公益社団法人全国出版協会・出版科学研究所
出版業界は、少数の大手企業と大多数の小規模出版社によって構成されています。また、出版業界内では大手企業とされる出版社も、他業界から比べると、規模はそう大きくはありません。KADOKAWAでさえ、売上高は2,554億円、出版事業の売上だけに絞ると1,329億円(2023年3月期)です。となると、その他大勢の小規模出版社の売上高も、そう大きくないことは想像に難くないでしょう。イメージよりも、意外と小規模なのが出版業界なのです。