book marketing strategies

04_成功する企業出版

4-4.本を売る広告

本自体を売ることが目的の商業出版であれば、出版社が本屋に営業(多く仕入れてもらう、良い棚に置いてもらう)したり、本の広告を出したり、キャンペーンを行ったりします。

さんむつ・さんやつ

新聞の下欄に、本の広告を見たことがあるでしょう。書籍広告・出版広告と呼ばれるもので、通常「さんむつ」「さんやつ」という朝夕刊一面の広告が使われます。新聞の3段を6分割したものを「さんむつ」、3段を8分割したものを「さんやつ」と言います。

さんやつは、単行本・文庫本・事典向け、さんむつは雑誌などの定期刊行物などが対象となり、写真やイラストは使えません。一般的な広告よりも、書籍広告は安価で出すことができますが、書籍の宣伝と合わせてセミナー告知を行いたいような場合には使えません。著者の近影を入れたい、書籍以外の情報を入れたいという場合は、記事の下や書評面に掲載される記事下広告を使うことになります。

紙の新聞を読んでいる読者は、書籍を購入する層と被りますので、書籍広告は多く利用されています。しかしながら、部数が減ったとはいえ全国紙で行う広告は、安くはありません。本業がエリア限定の商売であれば、全国紙ではなく地元紙の一面や地方版の記事下に載せる方が費用対効果が高いです。

 

本を買う人は書店にいる

本を購入する層にアプローチする最適な場所は、書店です。大型書店では、デジタルサイネージや店内モニターを活用した広告が使えます。ショーウィンドウ広告、ポスター、フロアシート、レシート広告やブックカバー広告などが使える書店もあります。それらを組み合わせたフェアの開催、平置き・特集棚などを使って、大々的にキャンペーンをすることも出来ます。
近年はデジタルサイネージが普及してきましたので、書籍の15秒CMを作成して、店内のモニターで放映、面陳列もセットにした書店ジャック広告などもあります。

 

本を買う人はAmazonにいる

新聞広告や書店だけでなく、Amazon広告も利用されることが増えてきました。Amazonの「スポンサープロダクト広告」は、キーワード検索に基づいて関連性の高い広告を検索結果や商品詳細ページに表示するものです。入札額と予算を設定して、広告がクリックされた時だけ費用が発生する仕組みです。一般的なWeb広告と同様に、広告の閲覧回数、クリック率、クリック単価などのレポートを見ることが出来ますので、費用対効果が見やすいものとなっています。

上記以外にも、電車内ビジョン広告やポスターなどが使われることもあります。電車の中で、本の広告を見た記憶があるでしょう。出版社は、様々な広告媒体を使って、本を売っています。勿論、広告費をかける価値のある本の場合ですが。

さて、企業出版では、どのように広告すべきでしょうか。

  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事
編集部・田中

企業出版・商業出版を手掛ける出版社の編集者。 中小企業が出版することによるメリットの大きさ、 本を使ったマーケティングについて伝えたいと思っています。

  1. 展示会と企業出版:BtoBマーケティングの効果的な戦略

  2. 「本を出している人=先生」になる理由とは? 信頼を得るための最強の手段

  3. ベストセラーに学ぶ!本のタイトルを長くするメリットと注意点。企業出版ではどうなの?

RELATED

PAGE TOP